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情報メディア工学科
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Information Media Technology
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知能を活かす社会の創造
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白水 始
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自己紹介
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これまで
学部では法学, 大学院では社会心理学, 現在は認知科学と, 目に見える社会のルールから目に見えない心の中のルールへと関心を移してきました.
卒論では刑事学を専攻し,監獄の歴史を調べました.18世紀西洋で誕生した近代型の監獄が,放射線状に配置した牢獄を中央の看守が見張るという形態をとることで,「自分の見えないところからいつでも見られている」という自意識を囚人につちかって矯正を進めようとしたこと, それに対し日本では,「閉じ込めること」への文化的な畏れもあって,生活の場での身分差別など社会的な制裁が活用されがちだったことを知りました. どちらも囚人自身の良心による自己監視が最終目標ですが, それが監獄という一つの場での集中的訓練で可能になりやすいのか, それとも社会のネットワークの中での持続的経験で可能になりやすいのか, といった問いは法学の範囲では扱いきれませんでした.
それで社会心理学に移ったのですが, 社会に埋め込まれたルールと個人の意志の関係といった重要な問題は90 年代にはほとんど扱われていませんでした. 人が簡単な判断でも周囲に合わせやすいという「同調」や権威のある相手には特に同調しやすいという「権威への服従」, 表面的に合わせるだけでなく内的な認知すら変えてしまうという「認知的不協和」といった重要な現象を扱う実験が, 参加者を「だます」手続きを含みがちなために禁止されてしまっていたからです.
“ paper & pencil ( アンケート調査の揶揄) ” を使って対人認知を調べるだけの社会心理学に幻滅した頃, 認知科学に出会いました. 90 年代初期の認知科学では, 個人の認知活動をその場の状況や社会との関係で捉える「状況的認知」や「社会的分散認知」といった見方が注目を集め,スーパーや台所, 大型船の甲板や科学者のミーティングといった多彩な現実場面での実証データも蓄えられつつありました. 一つ一つの研究の物語的な面白さに加え, 学校という場で身につけた知識が日常でどう使われるか, 個人の判断が集団の中でどう生きる/ 潰されるかなど, 重要な課題が自然な形で問われていることに共感しました. それ以来, 道具や他者を利用して行う問題解決から,教室における協調学習まで, 人と外界との相互作用を詳細に明らかにする研究を行ってきました.
これから
今思えば, 国家や社会という外からの力に対して個人の分が一番悪そうな場から研究を始め, そうした状況の中でも個人がどれほど自分の判断を維持するかを問うてきた気がします. 現在はその「判断」を,協調場面で各自が問題を解き, 自分の解き方を周囲に提案して仲間の解き方や意見を参考にしながら考えを深めていく「理解」のプロセスに置き換えて研究しています.その中で, 例えば「社会的に達成された理解を個人が納得して自分のものにするにはどうすればよいのか」「理解を共有しようとする圧力は個人・集団双方に良い成果をもたらすのか」「周囲の支持が得られない中で個人はどこまで独りで理解を深められるか」「私たちが理解を深める際に,実験で証拠を出したり,作品を世に出して社会的なムーブメントを起こしたりして,外的なフィードバックを得ることはどれほど有効か」といった問いの答えを得ようと思っています. そのために, こうした学びの場面を作り出す「学習科学」という分野の研究を進め, そこでの学びのプロセスの性質を詳しく解明する仕事をしています. その成果は, 私たちが大事な判断を下したり新たなモノをデザインしたりする際に, どのような「社会」を創っておけばよいのかのヒントになると信じています.
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ゼミ内容
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ゼミは三宅なほみ先生と合同で行っています. 内容についても同先生の紹介を参考にしてください.
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担当科目
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情報知能学T 〜 〜 W,情報知能学研究法T 〜 〜 W,情報数学T,学習メカニズム基礎論
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略歴
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1988年 東大寺学園高等学校卒業
1993年 東京大学法学部卒業
1996年 名古屋大学文学部心理学科
1999年 名古屋大学文学研究科心理学専攻修士課程修了
2000年 同研究科博士課程中途退学
中京大学情報科学部認知科学科助手
2003年 同学科講師
2004年 中京大学博士( 認知科学) 学位取得
2006年 情報理工学部情報知能学科講師
2007年 同学科准教授
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